卒業制作応援マガジン

ソツテンとは?

卒業制作展(卒展)とは?

美術やデザインを学ぶ学校では、最終学年で学生たちが「卒業制作」を行います。この「卒業制作」とは一般の大学でいう「卒業論文」のようなものです。そして、その作品を一般に公開するのが『卒業制作展』、略して『卒展(ソツテン)』です。学生は学生生活の集大成、またある種の区切りとして卒展へ向けて一年間制作に取り組みます。展示される作品のレベルは様々ですが、その中には必ず未来の芸術家やデザイナーがいます。そういう意味では卒展は未来のクリエイター達の見本市とも言えるかもしれません。
札幌でも毎年1月から3月までの期間に集中してそんな『卒展』がいくつも行われています。
それをめぐることのできる3か月間、ワクワクしませんか?

卒業制作応援マガジン『ソツテン』とは?

『卒業制作展』の行われる3か月間はアートを好きな人にはたいへん楽しみな時期です。しかし大規模におこなわれている割に来場者が少ないという現状があります。その理由として、問い合わせたりDMを入手しないと場所や期間が分からないという事とともに、そもそも『卒業制作展』の存在が知られていないという事があります。これは各学校にとってもアピールできるチャンスを見逃してしまっている損失だと思いますし、デザイン芸術方面に進路を考えている高校生にとっても、どこの学校を選択するかの判断材料が減ってしまうのでいいことではありません。それを解消すべく私たちは卒業制作展のスケジュールをまとめ、さらに読み物としても楽しめる16ページのマガジン形式のフリーペーパー ソツテン を制作することにしました。このフリーペーパーは札幌市内とその近郊の70以上の高校、デザイン芸術関連の大学、専門学校、市内のカフェ・ギャラリー等、全部で100か所以上への配布が決定しています。
フリーペーパーの制作・配布だけで簡単に観客の動員が倍増するわけではありませんが、発行はこれから始まるソツテン制作委員会のすべての行動へとつながる第一歩だと思っています。

ソツテン制作委員会とは?

札幌市内で行われる『卒業制作展』を出来るだけ多くの人々に知ってもらうため、芸術・デザインを学ぶ有志の学生が中心となり活動する組織。
フリーペーパーの企画から制作、スポンサーの獲得などすべてを学生がおこない、その過程で様々なクリエイター、企業、他の学校の学生と交流を図る。
ただ普通に学生生活を送るだけでは得られない経験を、社会に出るよりも早く経験する事も目的の一つ。

私たちはクリエイターとしての観点から、札幌の文化を発展させるためには学生が楽しく生活していなければならないと考えています。 楽しくクリエイティブな生活をしている事を世間に見せることにより、より多くの学生が札幌へやってくるのではないでしょうか。 その学生が卒業後に札幌を拠点にするにしろ、離れて活動するにしろ「札幌での学生生活は面白かった」という記憶は残り、多くの人に語っていってくれることと思います。

「札幌で学生生活を楽しむ」→「その思い出を語る」→「それを聞いた若い人たちがまた札幌へやってくる」。
こういったサイクルを作る事は必ず札幌を発展させると思います。
つまり、札幌を面白くすることは必ず札幌に帰ってくると考えています。
クリエイターに関しては地産地消のみを考えるのではなく、『出荷』することもアリなのではないかと思います。

私たちはこれからも『より楽しい札幌』を作っていくため、さまざまな活動を試みて いきたいと思っています。
もし何かご一緒にできそうなことがありましたら、ぜひ皆様、ご連絡ください。

第3期ソツテン制作委員会メンバー

代表 後藤 優太(札幌市立大学)
首藤 翠(札幌市立大学)
加藤 由梨枝(札幌市立大学)
山形 維吹(札幌市立大学)
太田 結花(札幌市立大学)
高野 明広(札幌市立大学)
國友 映莉子(札幌市立大学)
鈴木 香織(札幌市立大学)
古坂 真央(総合学園ヒューマンアカデミー札幌校)
佐藤 朱美(総合学園ヒューマンアカデミー札幌校)
吉田 竜輝(総合学園ヒューマンアカデミー札幌校)
村中 康平(北翔大学)
中橋 春香(東海大学旭川キャンパス)
中田 修二(北海道芸術デザイン専門学校)